- 2023.12.20
- CategoryDETOX
成功の秘訣!断食プランで理想の体へ
断食の達人が教える断食プラン①
「1日断食」プチ断食メニュー
休日や平日のどんな日でも、朝昼晩の食事を1日抜く「1日断食」があります。翌朝は軽い重湯やおかゆを摂り、空腹感を感じつつも体を休めましょう。
近頃は「月曜断食」も注目を集めています。これは食べ過ぎを抑える観点から、1日でも断食を組む意味があるのです。
断食を実践すると気づくのは、体が食べ物を本当に欲していないことです。実際、食欲は脳の働きです。空腹よりも、未体験の味わい、未摂取の食べ物、未噛んだ感触が不快に感じられることがあります。だからこそ、冷蔵庫やテレビ、食べ物に触れないようにすれば、我慢ができます。レストランを見ればお腹が鳴りますが、食べ物に触れない限り、お腹は空きません。それは栄養素を摂っているからです。むしろ、これまでが食べ過ぎだったことが基本なのです。
断食の達人が教える断食プラン②
「週末断食」プチ断食メニュー
週末の土曜日と日曜日を活用して行う断食プランです。金曜の夜から開始し、土曜の3食と日曜の朝昼まで断食を実施し、日曜の晩ご飯は重湯かおかゆを摂るスタイルです。断食中はこまめな水分補給が大切です。通常の食事には、汁物以外にも1リットル近い水分が含まれています。それを考慮に入れ、1日に2〜2.5リットルの水分を摂るように心がけましょう。
昼間は1〜2時間、散歩やウォーキングなどの適度な運動を取り入れましょう。また、ストレッチもリフレッシュに効果的ですが、激しい運動は避けてください。無理な運動は低血糖症状(めまい、冷や汗、手足の力が入らない、震え、意識障害など)を引き起こす可能性があります。
断食の達人が教える断食プラン③
1週間断食メニュー
1週間以上の断食は自宅では難しいと感じる方に、断食施設をおすすめします。1週間断食は断食愛好者の中でも最も一般的で、多くの参加者がこのプランを楽しんでいます。
通常、断食を3〜4日続けると、蓄積された便が排出され、全ての臓器が休息することが期待されます。3日目は多くの人にとって一番つらい時期であり、胃腸が空になり始める頃で、まだ食欲を感じることがあります。4日目以降は空腹感が和らぎ、5日目や6日目には食欲を感じなくなります。7日目の断食明けには、「まだ続けたい」「これ以上食べると体に悪いものが入る」と感じる人もいます。
1週間の断食を経ることで、未知の自分に出会うことができます。幸福感が得られ、朝日や自然の美しさを感じることができるようになります。断食を終えると五感が研ぎ澄まされ、食べ物の味覚や匂いに対する感受性が向上します。吸収機能も高まり、これまであまり吸収されていなかった栄養素が効率的に吸収されるようになります。
断食中は軽い運動もおすすめです。特にゴルフは、血液の浄化や毛細血管の健康に良い影響を与え、視力向上にも寄与する可能性があります。断食施設ではプロゴルファーも訪れ、その成果を実感している方もいます。
断食の達人が教える断食プラン④
10日間以上の長期断食メニュー
長期の断食を10日以上行う場合、絶対に一人で行わないようにしてください。断食は体調や個々の状態によって影響が異なるため、安全を考慮してプロの指導を受けることが必要です。
断食施設でも長期滞在のゲストには、専門のスタッフが体調管理、栄養管理、補食のタイミングなどを細心の注意を払い、サポートします。個人の健康状態は日々変動するため、特に長期断食は専門家の監視が重要です。
15日以上の長期断食に挑戦する場合は、前述の1週間断食メニューを2回行う形を検討してみてください。これは1週間ごとに重湯やおかゆの回復食を挟む方法で、栄養不足を避けつつ、体への負担を最小限にすることができます。
毎朝、体重や体温の測定を怠らず、鏡で自分の表情や姿勢を確認することが大切です。体の変化を注意深く観察することで、良い変化や悪い変化に早く気付くことができます。安全かつ健康的な断食を目指して、確実なケアと観察が欠かせません。
3カ月の断食に挑戦した女性
私が勤めていた断食施設での3ヶ月の長期断食エピソード
40代の色白で少し太り気味のHさんは、子宮に大きな3キロの腫瘍が見つかり、手術が必要とされました。しかし、手術をためらい、自然治癒を望んで3カ月の断食に挑戦することを決意しました。
プランでは最初の2ヶ月を断食し、その後1ヶ月かけて食事をゆっくり戻すことになりました。断食中も朝昼晩に野菜ジュースや具なし味噌汁、梅干し、レモンなどを摂取しました。
驚くべきことに、Hさんは断食期間中に順調に進み、10日を過ぎると空腹感や脱力感がほとんどなくなりました。30日を過ぎると、体型が変化し、ますます美しい肌になっていきました。
計画通りに60日間の断食を終え、補食期間に入りましたが、最初の数日は重湯や味噌汁、大根おろしなどの軽い食事だけでした。補食を進める中で、急ぎすぎたために一時的な消化不良の症状が出ましたが、再び断食を行い調整しました。
再度の補食では、慎重に進め、具合を確認しながら段階的に食事を増やしていきました。彼女の食欲も戻り、最終的に67日目には施設を退所しました。この期間でHさんはスタッフとの絆を深め、別れ際は涙の別れとなりました。
退所後、病院の検査結果は驚くべきもので、3キロの腫瘍は小さくなり手術の必要がなくなりました。この成功の報告はスタッフ全員を喜ばせました。
様々な断食プランをご紹介しましたが、重要なのは自身の健康状態や目標に合ったプランを見つけることです。無理なく取り組み、体に与えるポジティブな変化を実感することができたなら、それが継続する秘訣です。
断食は単なる食事制限ではなく、自己探求や健康改善の手段として有益です。これからも様々なプランを試しながら、自分に最適な方法を見つけ、健康な生活をしていきましょう。
出典:「スーパーフーズモリンガ断食 断食施設に21年間勤めた私が学んだ断食メソッド」吉田益也 (著) 出版社:徳間書店