- 2023.12.20
- CategoryDETOX
健康と輝きの源、断食の不思議な効果が明らかに!Part1
日常の喧騒や忙しさの中で、私たちの体は常に様々な刺激や摂取物にさらされています。そして、その中で体内に蓄積される老廃物や余分なものが、時として私たちの健康を損なってしまうこともあります。そこで、今回は一時的な食事制限である断食がもたらす効果についてお伝えします。断食は、単なるダイエットだけでなく、体全体の調和を取り戻し、健康を促進する力を秘めています。その効果を理解することで、自分の体に新たな視点を持ち、健康な未来に向けて一歩踏み出す手助けとなるでしょう。
一時の断食がもたらす驚くべき変化についてご一緒に探っていきましょう。
断食の効果①
身体のリサイクルとデトックス
日本では、断食は主にダイエット手段として知られていますが、その真の目的は単なる体重管理だけではありません。断食を行う理由は、身体が本来持っている生命力を呼び覚ますことです。簡潔に言えば、「健康を取り戻す」ことです。
健康とは、世界保健機構(WHO)が「肉体的、精神的、社会的な側面すべてが満たされた状態」と定義している通り、断食の効果もこの定義と一致しています。断食は、肉体的にも精神的にも満たされた状態をもたらす手段なのです。
アメリカの自然療法学の権威であるハーバートM・シェルトン博士によれば、断食の効果は次の通りです。「断食によって、体は蓄えられた物質をエネルギー源として利用し始め、不要なものから順に燃焼します。老廃物、脂肪、老化した組織や細胞、そして病気にかかっている組織などが最初に燃焼され、残らず体のエネルギーとして再生されます。エネルギーとして利用されなかったものは、老廃物として排除されます。」こうした効果はダイエットだけでなく、身体の中の不要なものをリサイクルし、残りのゴミを断捨離することを意味します。
具体的な断食の効果を見てみましょう。
- 消化器や内臓に休息と安静をもたらし、機能を回復させる。
- 過剰な栄養分を消耗し、余分な脂肪を燃焼させ、老廃物を排出して内部をきれいにする。
- 自律神経やホルモン系、免疫系をリセットし、目覚めさせる。
- 組織再生能力を増強し、組織細胞の機能を活性化させる(細胞の若返り)。
- 内分泌機能の変化。
- 過去の条件反応を改善する。
- 意志を高め、病気と戦う自己を強化する。
- 生活条件を適正に改善する。
「断食すると頭がよくなる」とは、数学者ピタゴラスの言葉です。体内の老廃物がデトックスされると、脳内の不純物もデトックスされるというのがその理由です。食べ物を愛する人でも、これほどの効果が期待できるなら、体内の長年の不要物を一掃してみたくなるでしょう。
断食のメリット②
胃腸を休める。空腹時間を活かし、胃腸トラブルから解放される方法
私たちの胃腸は、朝昼晩の食事でオーバーワーク気味です。現代は情報が過多で、食の情報も同様に多く、それが原因で食べ過ぎがちです。先に述べた通り、現代の多くの生活習慣病は食べ過ぎが発端です。胃や消化器は常にオーバーワークで、過労の瀬戸際にいます。
胃腸は早い段階でトラブルを示す器官であり、胃の不調には吐き気や胃もたれ、食欲不振などがあります。胃の壁はしょう膜、筋層、粘膜層の3層から構成され、その中の胃液と粘液のバランスが乱れることで不調が引き起こります。
胃腸のトラブルは腸内環境の悪化を招き、免疫力の低下や体調不良、病気のリスクが高まります。腸は免疫細胞の主戦場であり、「腸が最大の免疫器官」と言われる理由です。断食によって胃腸を休ませ、空腹の時間を作ることで、胃腸以外の内臓もリセットされ、免疫細胞が活性化します。
断食は胃腸を休めるだけでなく、病気の予防にも効果的です。胃腸の本来の機能が復活し、消化能力や吸収力が向上することで、下痢や便秘、アレルギー、体調不良などが改善されます。新しい視点から見た断食の効果で、健康な生活を手に入れましょう。
断食のメリット③
内臓のリフレッシュ!5日間の断食がもたらす驚くべき変化
内臓のメンテナンスには、断食期間を5日間から1週間に設定することが必要です。断食は胃や腸だけでなく、すい臓や肝臓などの内臓全体を休ませる効果があります。食事ごとに上昇する血糖値により、すい臓はインスリンを分泌し、肝臓は毒素処理に負担をかけています。
断食のメリット④
断食の効果⑤
免疫力向上の秘訣!腸内フローラを整える断食法
腸には免疫に関わる細胞の約6割以上が存在しています。腸内環境を整えることも非常に重要です。腸内には100種類以上、約600兆個もの細菌が生息しており、まるで花が群生しているような様子から「腸内フローラ(=お花畑)」と呼ばれています。
腸内フローラの構成は個人によって異なり、善玉菌(腸の運動を促進し有益な作用をする菌)、悪玉菌(有害物質を生成する菌)、印見菌(どちらかに同調する菌)の3つのタイプが存在します。理想的な割合は2:1:7です。
近年では、腸内フローラを整えることが免疫力向上の鍵であると言われており、口から取り込む食べ物が胃や腸を通って排出される過程がその影響を受けます。口から入るのは食べ物だけでなく、さまざまな細菌やウイルス、不純物も含まれています。腸はこれらの外部刺激に多く触れ、胃腸炎やガンの原因になる可能性があります。そのため、胃腸は免疫機能を備えています。
特に、リンパ球の一種であるリンパ球が増加すると免疫力が向上するとされています。このリンパ球の大部分が小腸に存在し、腸内環境が悪いとリンパ球が刺激を受け続け、炎症が起こりやすくなります。
断食によって腸内環境を改善すると、リンパ球の活動が活発化し、免疫力が向上することが期待できます。腸は体内で最大の免疫器官であり、免疫に関与する細胞の6割以上が腸に存在しています。したがって、腸をリセットする期間を設けることが重要です。免疫力向上の秘訣となる断食法で、腸内を健康に整えましょう。