
- 2025.02.28
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知らないと怖い!食品添加物が体に及ぼす影響は?危険な添加物ランキング
「時間がないから今日はコンビニ弁当にしよう。」
「ダイエット中だからゼロカロリーの飲み物にしよう。」
「節約中だからお肉じゃなくてウインナーやハムを食べよう。」
私たちの食生活に欠かせない加工食品。その便利さの裏側で、食品添加物が私達の体に与える影響をご存知でしょうか?
「食品添加物=悪」とは一概には言えませんが、なかには健康への危険性が懸念されるものも存在します。
毎日口にするものだからこそ、食品添加物の危険性について正しく理解し、賢く付き合っていく必要があるでしょう。
今回の記事では日本で使われている危険な食品添加物のご紹介と、食品添加物に蝕まれたカラダを休ませる方法について解説します。
より安全で健康的な食生活を送るための参考にしてください。
日本の食品は添加物が多いって本当?
「日本は添加物大国」と言われるほど食品添加物が多いと言われることがありますが、これは本当でしょうか?
実際のところ食品添加物の使用量は、国によって基準や測定方法が異なるため、比較は難しいです。
明確な数字は出せませんが、海外の一部の国では危険視されている食品添加物の一部が日本では使用されています。
食品添加物とは?
食品添加物とは、食品を製造・加工するときに使われる調味料・香料・着色料などの総称です。
食品衛生法第4条第2項において、「食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するもの」と定義されています。
つまり、食品に意図的に加えられるもので、食品そのもの以外が食品添加物です。
食品添加物の種類は以下になります。(厚生労働省のサイトで詳しく確認できます。)
・指定添加物:厚生労働省が指定した、化学合成品や天然由来の添加物(ハム・ソーセージ・かまぼこ・かき氷のシロップなどに使用)
・既存添加物:長年の食経験から安全性が認められている、天然由来の添加物(パンやコーラ、ヨーグルトなどに使用)
・天然香料:動植物から得られた天然の香料(ジュースやアイスクリームなどに使用)
・一般飲食物添加物:一般に飲食されているもので、添加物として使用されるもの(例えば寒天はそのままでも食べれるがゼリーや羊羹などに添加物として使用されている)
食品添加物は主に次のような目的で使用されています。
目的1:食品の品質向上
・保存性を高める(保存料)
・風味を良くする(調味料・香料)
・色合いを良くする(着色料)
・食感を良くする(増粘剤、安定剤)
目的2:食品の製造・加工の効率化
・製造工程を容易にする(乳化剤、膨張剤)
・食品の成分を調整する(pH調整剤)
なぜ食品添加物が不安視されるのか?
食品添加物には食品の腐敗を防ぎ食中毒を防いだり、見た目を美味しく見せてくれるというメリットがあります。その一方で不安視される理由には以下の3つがあります。
1:安全性への懸念
食品添加物の多くは、短期的な安全性は確認されていますが、長期的に摂取した場合の影響は不明です。また、人によっては特定の食品添加物に対して、アレルギー反応を示すこともあり、安全性が懸念されています。
2:情報の不透明性
日本では食品添加物が最終食品に残っていない場合や、残っていても量が少ない場合は、食品添加物の表示を省略できます。それにより食品添加物に関する情報が十分に公開されないことに対して不安視する消費者もいます。
3:過去の事例
過去に、食品添加物による健康被害が発生した事例があり、それにより不安を感じている人もいます。
これだけは避けたい!食べすぎると危険な添加物7選
日本の食品添加物の使用基準は、食品衛生法によって厳しく定められています。
しかし、下記の食品を日常的に大量摂取している人に対して健康への危険性が考えられることから摂取量を減らすよう推奨されています。
ただし、世界保健機関(WHO)は、緊急の危険性はないとみています。
添加物名(用途) | 主に使われている食品名 | 健康への危険性 |
亜硝酸ナトリウム (発光剤・発色剤) |
・ハム、ソーセージなどの食肉製品 ・いくら、すじこ、たらこなどの魚卵加工品 |
発がん性・うつ状態・記憶障害 |
アステルパーム・アセスルファムK (人工甘味料) |
・ゼロカロリー飲料 ・ガム ・アイス |
白血病、発がん性、下痢、腹痛 |
合成着色料 →赤色2号・赤色3号・黄色4号・青色1号・シアンなど |
・菓子 ・アイス ・清涼飲料水 ・漬物 ・医薬品 |
発がん性・アレルギー・蕁麻疹 |
合成保存料 →ソルビン酸カリウム (食品の劣化を防ぐ) |
・お弁当 ・漬物 ・ハム ・ソーセージ ・かまぼこなどの練り物 ・はみがき粉 |
白血病、発がん性 |
グルタミン酸ナトリウム | ・だしパウダーや加工食品全般 | 発がん性・アルツハイマー・パーキンソン病気 |
防カビ剤 →OPP(オルトフェニルフェエノール) TBZ(チアベンダゾール) |
・輸入された果物(柑橘類・バナナ) | 発がん性・胎児に奇形 |
マーガリン・ショートニング | ・菓子パン ・ケーキ |
動脈硬化・アトピー・アレルギー・心臓病 |
危険な食品添加物ランキング
第1位:アスパルテーム
アスパルテームは現在、多くのダイエット食品や医薬品、歯磨きなどの日用品に使われています。
砂糖の160~220倍の甘味を持つため少量でも甘味を感じられることから糖尿病や体重管理中にはとくに人気です。
世界保健機関(WHO)のIARC(国際がん研究機関)による発がん性分類ではアスパルテームは「ヒトに対して発がん性があるかもしれない」として、発がん性分類のグループ2Bに分類されました。
発がん性分類は以下の4グループに分けられます。
- グループ1:ヒトに対して発がん性がある
- グループ2A:ヒトに対しておそらく発がん性がある
- グループ2B:ヒトに対して発がん性があるかもしれない
- グループ3:ヒトに対する発がん性を評価できない
2022年にINSERM(フランス国立保健医学研究所)から発表された研究結果では、「人工甘味料の摂取量が多い人は人工甘味料を摂取していない人と比べて、がんの診断を受ける確率が13%高くなること」がわかりました。
アスパルテームの1日あたりの許容摂取量は、体重1kgあたり40mgとされています。
第2位:亜硝酸ナトリウム
亜硝酸ナトリウムは主に食肉の色を鮮やかに保つために用いられる添加物です。
JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)の評価で人が摂取した場合の発がん性に関しては証拠がないと発表されました。
しかし、亜硝酸ナトリウムは別の物質と結びつくことで発がん性のある物質に変化する可能性があります。
例えば、亜硝酸ナトリウムはハムやソーセージにも含まれますが、食肉に含まれるアニンという物質に結びつくとニトロソアミン類という発がん性物質に変化します。ニトロソアミ類は摂取し続けるとがんになる可能性が高まると言われています。
他に、血中のヘモグロビンと結合することで、血中の量に応じて呼吸困難やチアノーゼ、頻脈などの症状を引き起こすことがあります。
そのため、アメリカではベビー用食品への使用が禁止されています。
第3位:ソルビン酸カリウム
お弁当の細菌やカビの増殖を抑制する役割があるソルビン酸カリウムは、単体で使用しても発がん性が指摘されています。さらに亜硝酸と組み合わせることでより一層発がん性が強くなると言われているので注意が必要です。
身近な食品や日用品にも含まれる食品添加物なので、自炊を増やしたり成分を見てから購入するなど、個々の危険管理能力が大事な食品添加物になります。
体内の食品添加物をリセットする方法3選
添加物大国の日本では、あらゆる食品に食品添加物が含まれているため、どの人も目に見えない毒素が体内にたまっています。
今回は食品添加物やワクチン、アルコールやタバコの煙、大気汚染など、蓄積された毒素から体をリセットする方法は次の3つです。
リセット方法1:デトックス
デトックスにはさまざまな方法があります。
- 適度な運動や入浴、サウナなどで体を温め、発汗させる。
- 豆類、いも類、野菜、果物、海藻類、こんにゃく、里いものなど食物繊維を多く含む食品を食べる。
- キャベツ、ブロッコリー、小松菜、ケール、カリフラワー、芽キャベツ、大根、白菜などのアブラナ科の野菜を食べる。
- リンパトリートメントを受ける。
リセット方法2:ファスティング
ファスティングは一定期間食事を断つことにより消化を一時休止することで代謝や排泄を促す方法です。
- コールドプレスジュース、酵素ドリンク、甘酒、レモネード、スムージーなどを摂取する。
- 水分をしっかりと摂る。
- 激しい運動を避ける。
- ファスティング終了後は、胃腸に負担の少ない消化の良いものを食べる。
特にファスティングホテル海の杜はサウナやマッサージといったデトックスを取り入れながらファスティングができる施設のためおすすめです。
リセット方法3:リンパトリートメント
- リンパ管に詰まった老廃物を体外に排出させるトリートメントを行う
- 代謝も上がり、排尿・排便の質も変わることがある
まとめ
食品添加物には食べ物を美味しく見せてくれたり、食品を長持ちさせ、安く購入できるなど、さまざまなメリットがあります。
一方で、長期間使用した事例がまだ少なかったり、単独では害がなくてもほかの物質と結びつくと有害になる可能性があるなど、危険視されています。
現代ではハムやソーセージに亜硝酸ナトリウムが入っていないものが販売され、好きなものを無添加で楽しめるようになっています。こういったものに可能な範囲で置き換えてみるのも良いですね。
また、食品添加物を減らすには、加工品を湯通ししたり下ゆでしたりするなどの工夫もできます。
大切なのは、何もかもダメということではなく、自分の生活に取り入れられる範囲で調整していき、バランスの取れた食事と健康的な生活を送ることです。できることから始め、健康で長生きできる体づくりを目指しましょう。