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海の杜
2025.01.04
CategoryBLOG

断食による体調不良の原因とは?好転反応について解説します!

断食中の吐き気や頭痛。もしかしたら好転反応かもしれません。

断食に挑戦した時に「頭痛がする」「吐き気がある」「眠気が強い」といった体調不良に悩まされることがあります。

断食中に起きるこれらの症状は好転反応かもしれません。

 

体が良くなる前の合図、と分かりつつも体調不良に悩んだり、不安になる方も多いのではないでしょうか?

 

今回は断食中に起きる好転反応の症状と対処方法について解説します。

 

 

好転反応とは

好転反応は、体内の老廃物や毒素が排出され始めた際に、現れる一過性の反応で、漢方や鍼灸、整体、デトックスなどの代替療法や自然療法でよく使われる言葉です。

断食中に起こる好転反応は、糖質の不足を補うために分解された細胞から毒素や老廃物が排出されるために起こります。糖質が不足すると、体内ではタンパク質や脂肪が分解されて糖に代わってエネルギーを作り出そうとします。

また、古いタンパク質を分解して新しいタンパク質を生成する「オートファジー」という機能も働きます。

分解される古い細胞に溜まっていた毒素や老廃物が血液中に出た際に出る症状が好転反応と言われています。

 

細胞の毒素や老廃物が血液中に流れていく過程であらわれる、体がバランスを取り戻すための合図と言われ、一時的に悪化しても、その後に体調が改善されることが期待できます。

 

好転反応の症状

断食中の2大好転反応は「眠気」と「頭痛」と言われています。

好転反応は体内の変化によって出る症状に変動があり、4段階に分類ができるので、それぞれの仕組みと主な症状を見ていきましょう。

弛緩反応

好転反応の第一段階を弛緩反応といいます。細胞から排出された毒素や老廃物が血中に排出され、血流に乗ることで症状が現れます。

 

断食中の弛緩反応でみられる症状:倦怠感、疲れ、強い眠気、発熱など

過敏反応

好転反応の第二段階は過敏反応といいます。毒素や老廃物が体外に排出されることで起きる急性の症状です。症状が悪化していると感じることがあります。

 

断食中の過敏反応でみられる症状:発汗・下痢、便秘など

排泄反応

排泄反応は、分解された老廃物を体外に排出するために排泄機能が活発化することによって生じる反応です。皮膚や血液中からも老廃物の排泄が活発になります。

 

症状:吹き出物、発疹、目やに、尿量が増えるなど

回復反応

血流が促進されて、全身に血流が巡るようになる時期です。

新陳代謝が進み、全身の機能や細胞が回復することで症状が出ます。

 

症状:発熱、頭痛、吐き気、腹痛など

 

断食中の体調不良への対処方法

断食中の体調不良すべてが好転反応なわけではありません。対処法について明記しますが、前提条件として、次の2つのことが起きた場合は注意が必要です。

 

1つ目 激しいい体調不良や長期間の不快感:好転反応が長引いたり、強すぎたりする場合、体に無理をかけている可能性があります。好転反応の症状は一過性で、良くなっていると感じる時間もあるため、長期間続く場合は断食を中止し、改善されない場合は医師の判断をあおぎましょう。

 

2つめ 本来の病気の悪化:もともと持病がある場合、体調が悪化しているだけの可能性があり、好転反応ではないかもしれないので注意が必要です。

 

その他、断食中の体調不良や好転反応への対処方法について解説します。

水分を多めに摂る

断食中に水分摂取が必要な理由はいくつかあります。

1.脱水症状の防止

2.代謝機能の維持

3.血液循環の安定

 

断食中は、水分を多めに取ることで、排出したい毒素や老廃物の代謝を促すことができます。

好転反応の症状である下痢のときは特に水分が不足しますので、水分補給も心がけましょう。

酵素ドリンクやモリンガジュースなど効果的な飲み物を飲む

断食中、水だけの摂取の場合は栄養素が偏り、体調を崩しやすくなるため、飲み物で栄養素を補うことにより、体調不良を防ぎます。

ファスティング中に推奨される飲みものには以下のようなものがあります。

 

・酵素ドリンク

・ノンカフェインのお茶

・青汁

・モリンガジュース

睡眠時間を多めに取る

断食中の体調不良より、倦怠感やだるさ、頭痛などの症状が出た場合は、睡眠時間を多めに取ることが症状の緩和につながります。

 

また、好転反応の際に睡眠をすることで、代謝に欠かせないホルモン分泌が進み、好転反応が軽快したり断食の効果が促進されるといいます。

予防として準備食の期間を十分に設ける

断食中の体調不良を前もって予防する手段として、食生活の改善が大切になります。

普段から健康的な生活習慣を過ごしている方は好転反応による体調不良が出にくいです。

断食の際は1週間前からはカフェインを控えたり、2日前からはアルコールや動物性タンパクを控えるといった準備が大切です。

準備食として推奨される消化に良い食べ物は「まごはやさしい」といわれる食材です。

ま:豆

ご:ゴマ

は:わかめ

や:野菜

さ:さかな

し:きのこ

い:芋

「まごはやさい」を意識した準備食で断食に備えましょう。

好転反応が不安な場合は断食施設の利用もおすすめ

 

はじめてファスティングする方や、環境を変えることで断食に集中したい方には断食施設の利用もおすすめです。

静岡県の「ファスティングホテル海の杜」では、日本で唯一、スーパーフード「モリンガ」のジュースを飲みながら断食ができます。

断食施設でのキャリアが20年以上あるスタッフのサポートがあるので体調不良のときも安心して相談できるでしょう。

 

好転反応に備えつつ、無理のない断食で体をリセットしましょう

断食中に起きる体調不良の症状はほとんどの場合、好転反応のため心配は不要です。

しかし、好転反応の症状でも体調不良であることには変わりなく、しんどい思いをしながら断食を続けることは苦痛です。

食事や飲み物、休息を意識し、好転反応に適切に対処していき、必要であれば中断する勇気を持ちましょう。