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海の杜
2023.12.20
CategoryBLOG

「海の杜」誕生。伊豆が贈る新たな断食の旅

 

50歳を迎え、新しい時代「令和」の訪れとともに、「自ら断食の場を築き上げたい」との強い思いに駆られ、根拠のない自信を頼りに独立を果たしました。2019年、断食のブームは一巡し、生活に溶け込んでいたが、私にはこの場所で人々の健康を見守る使命感がありました。

 

様々な誘いがあった中で、「九州での断食施設を立ち上げたい」という声に心を揺さぶられました。九州出身の私と妻にとっては故郷での活動も魅力的で、そこから話が進み、新たな挑戦が始まりました。

 

「最後のチャンスかもしれない」との思いから断食施設の建設に取り組むことを決意。退職願を提出し、九州への新たな旅がスタートしました。

 

しかし、予定していた場所で問題が…

 

予定していた場所では客室が少ないため、ビジネスにはならないという報告を受けました。辞めた直後にまさかの展開です。
ここからが真のスタートで、理想の場所探しからとなりました。

 

断食施設にふさわしい場所は都市の誘惑から遠ざかり、自然が豊かな環境が求められます。冬は寒すぎず、電車でアクセスが可能な場所、車でしか行けない場所も難しいとの条件がありました。

軽井沢、山中湖、房総半島、熱海、伊豆…。条件に合う物件を求め、数々の地域で現地調査を行いました。

しかし、建物の大きさや周辺環境、さらに費用面など、なかなか条件に合うものは見つかりません。それこそさまざまな地域の何百もの物件資料を見ては、直接現地に出向き、確認作業を行いました。


半年近く探し、私の中で諦めムードが出ていたある日のことです。
私の実父が亡くなりました。

父の葬儀の翌日、不動産会社からの電話が

「伊豆高原に素敵な物件が見つかった。ぜひ見学に来てほしい」との一報。九州にいる私にとっては突如としての話で、父が物件を見つけてくれたのかと感じました。

 

訪れた先は、自然に囲まれ、海や山が近くに広がり、東京からもアクセスが良い理想的な環境。温泉も完備し、客室も充実していました。

 

「ここに賭けるしかない」と感じ、企業の保養所として利用されていた建物を断食施設にイメージし、修復やリフォームへの希望が湧き上がりました。これまでの経験から得た人々の期待に応え、皆が喜んで戻りたくなる場所にしたいとの思いから、貯蓄をすべて投じ、さらに借金を背負って改装に取り組みました。

 

同時に、リモートワークの広がりに合わせて各部屋にWifi環境を整備し、設備投資も急務となりました。

念願の「海の杜」オープン

なにはともあれ、2020年8月、ファスティングホテル「海の杜」はようやくオープンしました。本当は5月にオープンする予定でしたが、新型コロナウイルスの緊急事態省言により7月に延び、さらに1カ月ほど再延長してのオープンでした。

 

施設

コロナ禍だからこそ

免疫力アップの断食は必要なのだと、免疫力を高め、自分を健康体にするためにお役立ちできるからです。私なりの今後の世の中への挑戦でもあるのです。本当の意味での健康を取り戻しましょうと鐘を鳴らせます。

「海の杜」に多くの人がきて、健康になって帰っていく。そのことは夢ではなく、私の使命だと思っています。

私の夢は「海の杜」がある伊豆を「断食の街」にすることです。伊豆には多くの断食施設があります。この地に来て、さまざまな断食施設をみなさんがはしごしていく。「香川のうどん県」ではありませんが、「断食といえば伊豆」とみなさんが認識するぐらい、伊豆も断食も広まっていければよいと考えています。

 

出典:「スーパーフーズモリンガ断食 断食施設に21年間勤めた私が学んだ断食メソッド」吉田益也 (著)  出版社:徳間書店